Setup with BIC
Burn In Card (BIC) からLow Voltage (LV) の電源供給を行う場合のセットアップについて述べる。
配線
BICからVDDD 1.2V, VDDA 1.4Vをセンサーモジュールに供給するため、外部のLV電源はBICに2.0Vを与える1チャンネルのみ用意すればよい。
しかし次の2点に注意する必要がある。
- ピンアサインの違い
センサーモジュールに与える、GND(LV)のピンアサインとBICのGND(出力)のピンアサインが異なる
- BICは1出力/1ch であること
センサーモジュールでは1 モジュールあたり、GND, VDDD, VDDAを要するが、BICは1チャンネルあたり1出力のみであるため、2チャンネルのBICのLV出力を1つのセンサーモジュールに与える必要がある。
またBICのピンはout, sense, GND(x2)からなっており、senseで要求された電圧になるようにoutから出力する。
従って試験用に使用する際にはoutとsenseを接続しておいた方がよい。
下図が実際のセットアップの様子である。
LVの出力設定
BIC用のconfiguration fileの作成後、左下パネル中の"USB regulator"にある"CH1"(下図、赤枠部)をダブルクリックする。
すると、"PixDCS config editor"という画面が開き、"settings"タブをクリックすることによりCH1の出力電圧値を変更できる画面になる(defaultでは2.0 V)。
下図は、CH1を1.2 Vに設定したときの例である。
その後、通常のconfigを行うのと同様に"Initialise all Controllers and DCS objects" -> "Send Command" -> "All ON"を行うと実際にBICのLV出力が行われ、
左下パネル中(図中のCH1の左側)に印加している電圧値と電流値が表示される。
ここで正しく電圧がかけられていることを確認する。変化が見られない場合は左下部にある"Refresh readings"をクリックする。
"Configure all active modules" -> "Send Command"によりセンサーモジュールのconfigが無事に終了すると、
印加電圧に対する電流値が上昇し、VDDD: 約0.1A、VDDA:約0.3Aという値(緑枠内)が表示される(図2)
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Daiki Yamaguchi - 2014-10-15
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