Tuning Manual
いろいなスキャンを組み合わせてチューニングを行うが、ひとつひとつ手動で行うと面倒なのでprimlistという機能を使う。スキャンのprimlist内に並べれば順々にスキャンを進めてくれる。Primlistのパネルへは [Right Panel]->[Primlist Panel]として移動する。ここにスキャンを[Add]することができる。例えば以下のようなリストを作るとよい。
Prim Lists |
Comments |
RX_DELAY_SCAN |
動作確認 |
DIGITAL_TEST 1 |
ANALOG_TEST 1 |
GDAC_FAST_TUNE 1 |
グローバルチューニング |
IF_TUNE 1 |
GDAC_FAST_TUNE 2 |
save global cfg. |
結果保存 |
TOT_VERIF after Global Tuning |
グローバルチューニング結果確認 |
THRESHOLD_SCAN after Global Tuning |
TDAC_FAST_TUNE 1 |
ローカルチューニング |
FDAC_TUNE 1 |
TDAC_FAST_TUNE 2 |
FDAC_TUNE 2 |
save local cfg. |
ローカルチューニング結果保存 |
DIGITAL_TEST 2 |
ローカルチューニング結果確認 |
TOT_VERIF 2 |
THRESHOLD_SCAN after Local Tuning |
ANALOG_TEST 2 |
TOT_CALIB |
ToT to Vcalキャリブレーション |
Primlistを作成したらoutput fileにBrowseでファイル名を入力。緑色のボタンでスタート。このリストの場合、すべてのスキャンが完了するまでにかかる時間は30~60分程度である。
以下に各チューンの概要を記す。
GDAC_FAST_TUNEでは全体のスレッショルド分布の中心値をターゲットバリューに合わせている。実際にいじっているパラメータはVthin_AltFineとVthin_AltCoarseである。
Vthin_AltCoarse=1はVthin_AltFine=256に対応しており、これらの値が大きいほどスレッショルドは高くなる。
スレッショルドのターゲットバリューはScan ParsのThreshold target value for G/TDAC tuningで変更。スレッショルドを2400 eにしたければ2400と入力すればよい。
IF_TUNEは全体のTOT分布の中心値をターゲットバリューに合わせている。ターゲットバリューはScan ParsのToT target value for IF/FDAC tuningとReference charge for IF/FDAC tuningで変更。
ピクセル電極で10000 e収集されたときにToTを5 BC (Bunch Crossing) 分返したいときは、前者に5、後者に10000と入力す ればよい。実際にいじっているパラメータはPrmpVbpfである。
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Atlasj Silicon - 2015-03-30
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