2023/01 CYRIC Irrad

-- Atlasj Silicon - 2023-01-12

次回の人に託したい

照射ボックスのスロットのセンサー入れ替え用持って行って!!!

出発前準備

1/12(木) (倉持)

サンプルの作成。
一回目と二回目でそれぞれ14slotサンプルを作成。
二回目のslot5(5e15)は下段がPreprodQ14,上段がQ16.
同様に二回目のslot7(2e15)は下段がPreprodQ11,中段がQ12,最上段が100um sensor moduleである。

1/13(金)

引き続きサンプルの作成。
SiGeとLGADの取り付ける向きはどちらも照射できるように気を付ける。
3Dmoduleは 前面が No.6,裏面がNo.10

Runplanは全てのサンプルと人員が出揃った状態での1日目の時に決定する。

1/16 1日目

14時ごろから第3ターゲット室及び32コースのセッティング開始。

  • 照射ロボットの操作用のコードを32コースに通す。
  • 液体窒素の弁の開閉スイッチのセッティング。
    ラズパイのVoutの4pin molexにコードを繋ぐ。
  • ラズパイ及び温度計のセッティング。動作確認
    IP 192.168.253.138
  • SiGe のLV操作用のPCのセッティング。
  • 照射ボックスの大まかなアライメント
  • SiGe のLVの配線
    最初shortしている状態であったが配線を確認後復帰
    • shortしていると思ったが、SiGe用に使ってるLV電源が、電源を入れるとショートした状態→出力をonするとちゃんと分離する、という仕様だった。(つまりshortしてるわけではなかった)
    • いろいろ確認後にケーブルを接続(8台全部)して出力してみると、3 V・1.6 Aで期待通りであることを確認。
照射ボックスのslot9,12がNO TARGETの状態となり使用不可に。原因は現在不明
そのため1回目照射のslot構成を変更。
slot1:1e16 LGAD
slot2:3e15 LGAD
slot3:6e14 LGAD
slot4:9e13 LGAD
slot5:shield
slot6:1e16 SiGe
slot8:3e15 SiGe
slot11:6e14 SiGe
slot13:9e13 SiGe
slot14:2e13 SiGe

SEB用のLGADは特性をより理解するため今回は照射しないことに。
slot1のfingerは照射原点決定後LGADに取り替える。

忘れ物:レーザーで使用しているモニター&イーサハブ

1/16(2日目)

9:30ごろ昼シフト開始。

  • 照射時間(RanPlan)決め
    • スロット不足&照射時間不足で調整→Slot num再決定、スタック組みなおし
    • 照射範囲設定で不明点*同じようなものはサイズそろえて書くか注釈つけて
    • 厚みの不明点*先に測っておくとよい
  • 照射ボックス作動タッチパネル動かない
  • 第3から2回目照射サンプル回収→セミホットで計測とSlot num書き直し(汚染チェックアウトだったので管理区域内で)
    • なぜか何個かおいてきた→その後回収
14:00ごろ
  • 窒素汲み出し
    • 窒素室からボンベ4つ分くらい
    • RI棟への渡り廊下にある紙に記入
    • 手袋、管押さえる、なるべく遠くに瓶、複数人で作業
    • 汲み出せたらエレベータ&手運びで第3のドア前まで
15:00ごろ@第3ターゲット室 16:30ごろ
  • 照射時間決めの説明
  • ホワイトボード書き出し
18:00ごろ
  • フィンガー確認→電流の挙動がおかしい→ビーム止めてチェック
    • 100 nA出してもらっているはずなのに、ビームダンプで20 nAぐらいしか来ていなかった
  • ビームダンプの高さ調整忘れてた
    • 高さ調整後には70-80 nAになって期待通り
19:00ごろ
  • フィンガーの電流ふらつき→レンジを10uAで解決→粗すぎる→100nAで安定→ビーム太すぎ?
  • 蛍光板見るために電気消す→ビーム実際に太かったぽい→絞ってもらう
22:00ごろ 23:00ごろ
  • Fingerを抜く
  • LGADを1番目に入れる
  • 窒素をくみなおす
    • 31 kgぐらい(たしか)
  • 4瓶は第3のドアの前に置きっぱなし

Run1 1e16 SiGe LGAD

23:31:30 Run1開始

23:36:00 SiGe のローボルON
  • 忘れてた
23:37:10 アラーム
  • アラームコード:X軸E6 ->powertapで解決
(3分20秒ビーム停止)

23:40:30 ビームもう一度

23:43:10 アラーム ->powertap.py で解決

23:45:40 150s ビームエラー

00:06:30 155s ビームエラー 復旧後ビームのピークが800nAに

00:10:30 120s ビームの出力調整のため停止 復旧後のピークは900nA強(1割減少はしていない)

00:16:00 128s ビームエラー

00:32:15 174s ビームエラー

00:59:55 50 s beam error

01:07:50 100s axis error->power tap で解決

01:12:47 run1終了

Run2 3e15 SiGe LGAD

ダンプのcurrentを1000nAに調整

01:25:45にrun2スタート

01:42:59~ 13 s ビームエラー

01:37:28~ 14 s ビームエラー

02:04:22~ 14 s

02:05:00 Run2 終了。

終了直前にビームエラーのため,予定時間より10 s 多く照射がなされた。

Run3 6e14 SiGe LGAD

02:13:00 Run3 開始。

02:55:39 Run3 終了。

D電圧エラーや照射ボックスエラーなど起きず!

Run4 9e13 SiGe LGAD

03:03:50 Run4 開始。

LV のmonitor log が停まってしまっていた…(01/18/ 02:14:57 ~ 2023/01/18/ 03:27:50の間)電圧自体はずっと印加されていた。Run3でのデータがまるまる無いことに…

03:41:58 ~ 03:42:50 beam error

03:50:13 Eun4 終了。

Run5 SiGe

03:57:00 ~ 04:33:08 No ERROR!! Run5 終了。

スロット入れ替え

SiGe,LGADを入れ替えて,第2弾のスロット編成に取り換えした。1回目のサンプルは冷凍庫へ。元々動いてなかったslot9, slot 12以外のslotはきちんと動作していそうだった。

窒素は7.5 kgだった。38 kgぐらいまで入れた。

また,窒素タンク残量確認のためのWeb cameraの確認も行い,ちゃんと映ることを確認した。今回のweb cameraのIPは 192.168.253.140 。user,パスはそれぞれ admin, いつものやつ。Non-IE web browsers ってのを選択すると(ソフトのインストールとか関係なく)普通に見られることに気づいた。

ラズパイカチカチの設定温度を-15度にした。下がり次第Run6に入る。

Run6 1.7e16 ITkPix3DSensor /Module

06:08:00 Run6 開始。1500 nAが想定値だったが,1450 nA が最大となるとのことだったのでそちらに下方修正した。

06:17:40 ~ 06:18:42 (62 s) ビームエラー

06:20:18 ~ 06:21:40 (1 m 20 s) 軸エラー

06:35:00 ~ 06:35:15(15 s) ビームエラー

07:03:16 ~ 07:03:30(14 s) ビームエラー

07:31:26 ~ 07:31:41(15 s) ビームエラー

07:40:26 ~ 07:40:41(15 s) ビームエラー

07:49:05 ~ 07:50:50(1 m 45 s) ビームエラー

08:02:14 ~ 08:02:26 (12 s) ビームエラー

08:14:00 ~ 11:09:30 (2h 55m 30s) EE X軸 エラー / ビーム止める

  • powertapで解決しない
  • 本間さん(はやしれぴっく)に電話
    • 専用のケーブルとソフトがないと直らないらしい(リセットしないとダメ)
  • コントローラのメーカIAIの仙台営業所に電話(タカハシさん)
    • コントローラの型番は図面からわかる
    • シリアルナンバーは本体にしかないので不明…
    • 仙台営業所に品物あり→貸出&購入で対応してくれるとのこと
  • 本間さん(はやしれぴっく)に電話
    • ケーブルもらえる旨&ソフトウエアについて教えてくれるようきいてみる
  • IAI仙台営業所へ受け取りに行く(車で15min)
  • ソフトウエアのインストール(IA-OS)
  • 第3で修理(箱)
    • コントローラの電源を落とす
    • 箱の中でオートからマニュに変更
    • ケーブルをさす
    • PC側のソフト(IA-OS)を立ち上げておく
    • 通信開始
    • エラーメッセージを見る(アラーム情報がポップアップ)
    • アラームリセット
    • 上部の「試運転」タブをクリック
    • 3軸とも選択して接続
    • それぞれの軸のポップアップ
      • 左のほうのメニューの「サーボ」で切り替えボタンを押す->ONにする
      • 原点復帰を押す
      • ポップアップのウィンドウを閉じる
    • ソフトウエアを閉じる
    • コントローラの電源を落とす
    • マニュをオートに切り替える
    • 電源入れて普通に動かす

12:13:01 ~ 12:14:20 (79 s) DE電圧エラー

12:44:30 終了

Run7 5e15 ITkPixQuadSensor /Module

  • Slot 3,4
  • Start X:-27 Z:-27
  • Pitch X:1 Z:54
  • Rep 54
  • Cur dump 1450
12:50:30 ビーム開始

13:50ごろ DE電圧エラー 28 s

13:59:43 ~ 14:01:00 (77 s) Z軸E5エラー

  • コントローラのパワーサイクルで復帰
14:34:00 ~ 14:34:31 DE電圧エラー (31 s)

15:34:35 終了

Run8 5e15 ITkPixTS OBWP glue

  • Slot 5
  • Start X:-27 Z:-27
  • Pitch X:1 Z:54
  • Rep 54
  • Cur dump 1450
15:35 スキャン開始

15:36:00 ビーム開始

16:28:17 ~ 16:29:30 (73 s) E6エラー

17:38:20 ~ 17:39:12 (52 s) ビームエラー

17:42:37 ~ 17:43:30 (53 s) E6エラー

17:49:37 ~ 17:51:54 (137 s) ビームエラー

18:23:36 終了 *今村伝達ミスで32秒ほど長くなった←スプレッドシート修正済

Run9 2e15 ITkQuadSensor /Module

  • Slot 6,13
  • Start X:-27 Z:-27
  • Pitch X:1 Z:54
  • Rep 54
  • Cur dump 800
18:30ごろ 窒素くみ終了(37.7kg)

18:40ごろ ビーム調整→止める

18:45ごろ ターゲット13照射側エラー

  • 13入れた→ストレージサイドのままエラー
  • カメラではビームサイドにあることを確認→そのまま照射
  • Run終了後に入っていたかの確認お願いします
  • 自動で格納できないので手動でしまってください
18:49 スキャン開始

18:50:00 ビーム開始

18:53:34 ~ 18:54:14 (40s) ビームエラー

20:15:21 ~ 20:17:00 (1 m 39 s) E5 エラー --> power tap

  • power tap したら,slot13ビームサイドに入ってるのに認識されない問題が解消されて,beam sideとして表示されるようになった。よかった。
20:49:39 Run9終了

Run10 1.7e16 PixModule3D

slot15をsetする際、ケーブルが照射ボックスに絡まってしまい、ケーブルを外す。

ケーブルは現在何もつながっていない状態なので機器に影響はなし。

手動でslot11,14,15をセット。

21:27:05 ~ 21:27:19 (14s) D電圧エラー

21:34:05 ~ 21:55:30 (1 m 25 s ) E5 エラー

01:44:52 ~ 01:45:08 (16 s) D電圧エラー

02:19:24 Run10終了

slot格納時にエラー発生。以下対処法を記録する。

  1. power cycleで再起動
  2. 原点復帰を押さずに手動2の画面に移動。
  3. z軸をー方向に移動。ボックスを退避させる。
  4. y軸を 0.0まで移動。
  5. 再びpower cycle
  6. 原点復帰

Run11 1.6e15 LGAD ITkStrip

02:30ごろ液体窒素補充。約39kg。

02:51:50 run11開始

03:42:27 ~ 03:34:35 (1 m 18 s ) X軸E5 error

04:00:34 Run11 終了

Run12 8.4e14 LGAD ITkStrip

04:06:30 Run12 開始

05:10:06 ~ 05:10:20 (14s) D電圧エラー

06:28:26 Run12 終了。

お疲れ様でした

Dosimetry

何のサンプルも入れていないガラスプレートを置いた状態で19日は撤収。some peakの有無を調べる。

http://atlaspc5.kek.jp/pub/Main/Jan2023CYRICGeneral/Gelgamma_2023Jan.zip

片付け

通常通り

液体窒素の冷却セットアップのバラシ

貸していただいた照射ボックスのEEエラー復旧用専用ケーブルを回収

イーサのネットワークハブを回収

Si-GeのLVケーブルは第三ターゲット室に残した。

エラー対応

  • E6 → powertap.py
  • E5 → powertap.py
  • EE → ビーム停止、以下の通り
    1. YARRステッカーPCとリモコン持って第3へ
    2. 分電盤を開き、コントローラの電源を落とす  
    3. 分電盤内でオートからマニュに変更(物理スイッチ)
    4. 分電盤の上にあるケーブルをさす       
      1. 丸→分電盤内
      2. USB→PC
    5. PC側のソフト(IA-OS)を立ち上げておく
    6. 通信を開始
    7. エラーメッセージを見る(アラーム情報がポップアップ)→アラームリセット  1674007124304.JPEG
    8. 上部の「試運転」タブをクリック
    9. ポップアップが表示→3軸とも選択して接続
    10. それぞれの軸のポップアップで
      1. 左のほうのメニューの「サーボ」で切り替えボタンをクリック->ONにする
      2. 原点復帰をクリック
      3. ポップアップを閉じる
    11. ソフトウエアを閉じる
    12. 分電盤を開き、コントローラの電源を落とす
    13. 分電盤内でマニュをオートに戻す
    14. 電源を入れて動かす→試験的に確認
  • EEの原因:EEは究極のエラー=起こるはずのないエラー。したがって、これが出るとコントローラはすべてを信用できなくなる→アラームが止まらない&リセットしなくてはならない。上記の手順はリセットの手順。

Comment

  • コントローラエラーのマニュアル(よくでるやつ)
  • EEエラーを解決したケーブルを用いた操作の参考マニュアル(UIが違う)
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