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Koji Nakamura - 2023-06-27
6/26 (月)
- 13:30頃 到着
- 荷物搬入
- 準備
- ケーブル通し
- 照射箱、電源、液体窒素ボンベをクレーン移動
- ラズパイセットアップ for 温度計&RIGOLリモートコントロール
- thermo_controll.pyとpowertap.pyの動作確認
- 照射箱リモートコントロール動作確認
- カメラ設置
- 蛍光板設置
ネットワーク関係
- 実験室IP 192.168.253.X
- kekrasp07 192.168.253.7
- Garaphanaの開き方:ブラウザで 192.168.253.7:3000
- 液体窒素カメラ 192.168.253.140
問題
- ラズパイ関係
- オムロンのフォトモススイッチがSW0に未実装-->powertap.pyができない
- SW1のものを換装-->パッドが飛んでいて動かない-->導線で解決
- それまで動いていたSW2が動かなくなる(スイッチの故障?)-->SW0はあきらめ、SW0(もともとSW1)をSW2に換装
- とりあえずSW2で液体窒素の開閉のみ動くように
- 死んだpowertap.pyの代替案:SiGe用のRIGOLから5Vを拝借してリモートでパワーサイクル可能に
- ~/work/psControlSeries/PSControl_DP821A/
- sudo ./run ttyUSB0
- コマンドはこの中で指示される数字で入力
- 照射箱関係
- 一部のSlotでNO TARGETになってしまう問題(Slot9,12)
- センサーのせいではなく、ケーブルが切れていたらしい
- 手動で調整-->アラーム-->原点復帰をした際に、Y軸と干渉して箱の前半スロットのケーブルが切れた-->すべてケーブルを作ってつなぎなおし
- 無事に動くようになった!
- アラーム後は原点復帰せずに以下の操作を行う
- Z軸を120-135/後半スロットでは135くらい?
- X軸120
- Y軸0
- 再度powercycle
- 原点復帰
- Y軸が若干曲がっていてSlotを押し込み切れないため、ねじりっこを挟んで調整
6/27(火)昼 今村・柳瀬・中村
- 液体窒素をくんで入れた
- 弁のカチカチの確認…Coolingのときに液体窒素が出るように調整
- thermo_controll.py内の GPI0.HIGHとGPI0.LOWを SW1とSW2で入れ替えた
- Y軸と箱の干渉を確認するカメラ設置
- SiGe インストール
- module 1-8(108):Slot13
- module 1-9(109):Slot14
- Shield:Slot12
- TEG 1-2(102),3(103),4(104),5(105),6(106):Slot2,3,4,5,6
- ケーブルも繋ぎました
- Finger用の電流読み出し確認
- 監視用モニタ準備
- ランプラン作成
- 富士にいる菅原さんにLGADの厚み測定を依頼-->ゲル入れて450um以下
- 窒素弁の調子が悪い…warmingでもずっとカチカチしてる-->RaspberryPiリブートで復活
- SiGe board を繋げた(パラレル)ので,稼働電圧3.0 Vをかけてみた。
- 0.50 A くらい。今回はセンサーの構造がちょっと違うSiGeが載っているらしいが,前に照射したボードは大体0.17 A ~ 0.26 A(3.0 V)くらいだったので,そんなもんだと思う。
- 16:30頃からディフレクタ周辺にて除湿トラブル-->放電のためにビームが出せない状態が続く
- StripとLGADのドシメトリ用アルミ追加分貼付
- stable状態をなくし、coolingとwarmingのみにする-->温度が比較的安定
-
-
Y軸が若干曲がっていてSlotを押し込み切れないため、ねじりっこを挟んで調整
6/27-28(火)夜 比江森,廣瀬,池上
- 22:37現在,ビームは未だ出ず。
- スロット入換のため,23時時点で温度設定を25℃にする。
- 優先順位を鑑みて,SiGe Runと(ITk&)LGAD&Strip Runを交換することにした。つまり,(ITk&)LGAD&Strip Runを先に行う。また,RunPlan見積もりをよくみると謎のloss time が180分程度残存していたので,消去した。現在,02:00 AM開始を仮定して,ビームタイム3日目(水曜)のAM6時半に終わる予定。
- 02:30 頃,サンプル交換。
- 04:00 頃,ようやくビームが出そうとのお告げ!!
- finger 照射中央洗い出しを行った。current 16 nA@dump で測定。
- 上流X 照射中央:56.42 \pm 0.02 mm, Sigma: 3.69 \pm 0.03 mm
- 上流Z 照射中央:59.25 \pm 0.02 mm, sigma: 3.19 \pm 0.03 mm
- 下流X 照射中央:57.03 \pm 0.04 mm, Sigma: 4.88 \pm 0.06 mm
- 下流Z 照射中央:a \pm 0.0a mm, sigma: a \pm 0.0a mm
- 下流フィンガーZbarがおそらくケーブルの接続不良か何かでうまくがうしあんにならず,台形のようになった。おそらくフィンガの照射中央あたりにいる丸電極と,xbarが影響してこのようになっていると考えられる。上下流でXは合っていそうで,Zもそんなにずれてはなさそうなので,上流の値を照射中央とした。
06:28:30 照射開始!!
Run1 (ITk Quad Dummy, 6.3e15)
- 06:38:, 44.3 s D電圧エラー
- 06:56: 14.1 s D電圧エラー
- 07:03:30 - 07:04:45 75 s 照射ボックスエラーで停止。powertap (という名のRIGOL ON/OFF)で解決。
- 07:08 中性子モニタ#1 が落ちた。ssh できなくなっちゃった。ラズパイが死んじゃった様子。
6/28(水)昼 今村、柳瀬、中村
- 1st Run(LGAD,Strip)、2nd Run(SiGe)の入れ替えの時の被ばくを考え、Run Planをさらに以下のように変更。(詳しくはスプレッドシートで)
- Strip Mini(slot9)、Strip TC1(slot8)をLGADの間にぶち込む。
- ビームタイムの関係上、Strip TC1照射時のBOX移動スピードを20→50にする。
- それに伴いStrip TC1(slot8)の照射量を8.4e14→9.2e14に増加(目標の10%増)。経験則からBOX移動スピードを上げると照射量が減る傾向にあるため。
- SiGe Board(slot13,slot14)を1つのRun NoにMerge。
Run1 (ITk Quad Dummy, 6.3e15) 夜シフトから継続
- 8:28:06 1m35s D電圧エラー
- 9:26:15 6s D電圧エラー
- 9:38:00 3s 電源エラー
- 9:41:29 22s D電圧エラー
- Beam調整側の問題で最後の方はBeam current@dumpが1400nAくらいだったらしい、多分問題ない
Run2 (LGAD RH23, 7.0e15)
- Beam調整側の問題でBeam current@dumpを1500nA→1430nAに変更
- 10:14:00 40s D電圧エラー
- 10:25:30 14s D電圧エラー
- 終了後、液体窒素追加 29.6kg
Run3 (LGAD RH23, 3.0e15)
- 温度計異常 top:-48℃を示している、エラー? bottom:-1℃~-2℃程度で安定
- ラズパイ再起動を試みる-->状況変化なし
- 液体窒素は減っているので、冷却しようとはしてくれている
- 980nAだったが、スプシ変更し忘れで1000nAの時間設定のまま実施した
Run4 (Strip Mini, 1.6e15)
- top温度計は壊れたまま(抜き差しでもダメ)
- bottomは液体窒素の弁の開き具合を調整→-3℃スタート、徐々に低下、開始10分で-12℃
- このRunは無事終了
Slot#9しまえない問題
- Slot#9を格納しようとしたところ、Y軸がSlot#9をひっかけてくれずにAlarm
- powercycleをしたがダメ
- 中村さんが突入、手で確認する
- 照射箱自身が凍っていてエラーを吐いた模様-->温度計を5℃ターゲットで走らせる
- 温度計の温度があまりにも上がらない-->温度計が凍ってる?
- グレーのケーブルをつなぎ変えてN2の気体を入れる-->あまり変わらない…N2gas自体が冷たい?
- N2gasを入れるのを中止して待機
- N2gasを入れる-->-0.05℃程度になる
- #8はTargetSet完了、#9は中途半端に止まってNOTARGETになったので中村さんが手で押し込む
- とりおきN2gasの封入で照射開始-->開始5分程度で0.8℃くらいに到達
Run5 (Strip TC1, 8.4e14)
- N2gasのまま実施
- 照射開始時0℃程度-->10minで1℃
- 最終的に8℃程度まで上昇
Run6 (LGAD RH23 & Strip TC2, 6.0e14)
- N2liquidで実施
- 照射開始20分程度で-15℃に到達
- 19:06 bottomの温度計が急に40℃付近を示す-->さすがに5s間で上がるわけない&液体窒素の管は霜がついているので温度計壊れたかも
- Run終了後,32コースにアクセス。bottomの値がおかしかった問題は,結露が理由だった。一度外して,乾燥させたら復活した。topは爪の取れたイーサの接触不良に気づいたため,ちゃんと爪のついたケーブルに交換したところ,21℃くらいの値に戻った。が,液体N2を入れても値が変動しないので,結局あまり信用できなさそう。
6/28-6/29(水)夜シフト 比江森,廣瀬,池上
Run7 (AC-LGAD & Strip TC3, 4.0e14)
- 20:23:25 Run7 スタート
- 21:25:37 無事終了。
- スロット13ターゲット格納で引っ張っている途中,軸エラー。NO TARGET 表示に。しかし,ほぼ引っ張り切れている位置であり,フレームとビームスキャンの範囲が重なることはなさそうなので,このまま続行することにした。
- Run8のためのslot 7 target set 時,Y ~ 9 mm くらいまで動いて軸エラーが起きてしまった。power cycle したら治ったが,不思議なエラーである
-
Run8 (AC-LGAD & Strip TC4, 1.0e14)
- 21:44:45 Run8 スタート
- 22:43:03 終了。
- slot14霜で格納出来ず.入域、手動で格納.
Run9 (LGAD RH23, 9e13)
- 23:09:25 Run9 スタート
- 22:10 くらいから,top NTC が治っていたことに気づいた。Run 8 の途中に相当
- 00:04:39 終了。
サンプル入換
- サンプル入換のため,32コースにアクセス。
- 液体窒素をタンク満タン(~40 kg)に補充した。
- Run8で確認されたように,下流が凍りやすい傾向が見られたため,SiGe board のスロット位置をより上流に移動させた。具体的には,SHIELD@slot8, MS1@slot9, MS2@slot10とした。(sheet 修正済み)
- SiGe ケーブルを繋げて,3.0 V をかけてみた。~0.48 A。パラレルに繋げられていそう。
- 取り外したサンプルは袋に入れてセミホットラボの冷凍庫に。
MS1M"> Run 10 SiGe Board(SHIELD + MS1&MS2), 1.0e16
- 1:50:30 照射開始。
- 02:17:00 照射ボックスが何も言わず停止していたことが発覚。 --> 02:13:?? に停止していたっぽい。秒は分からず。
- コントローラに通信エラータイムアウトの表示。つまり,本体そのものに問題があると考えられるということで,第3ターゲット室にアクセス。確かに本体の電源が落ちてしまっていた。
- 本体電源のコネクタを繋げているパワータップ上の位置をリモートのとこから通常出力のところに差し替えたところ,普通に起動した。また,RIGOLのCh1出力を確認してみたところ,なぜか0 Vとなっており,設定がリセットされてしまっていた。ふとした拍子にRIGOLがリセット?されたことが原因だったらしい。間違ってなんか押しちゃったのかなあ
- 02:39:25 ,リスタート。ボックス停止から発覚までの4分間だが,ダンプにおける電流測定からビームはシールドに当たっていたものと想定されるため,この時間帯もビーム停止時間帯に計上することにした。したがって,合計の停止時間は,26 m 30 s として計上した。
- D電圧エラー 3 s (02:40 ごろ)
- 03:26:10 box error. -> 03:27:57 restart. 1m 47 s の停止時間。
- 03:43:10 finish.
- slot 9と10 格納できず。error. LVケーブルが引っかかってる?凍ってる?引っ張り出すために32コースアクセス。引っ張り出した。
Run 11 SiGe TEG(#1, #2, #3), 1.0e16
- 04:03:50 start
- 04:41:15 - 04:42:55 box error (stopped time: 2 m 40 s)
- 05:05:45 - 05:07:10 box error (stopped time: 1 m 25 s)
- 05:04:50 45 s D電圧エラー
- 05:17 照射終了まで1時間を切ったので,温度計の設定を-15度から+20度に変更した。
- 05:17:25 - 05:19:00 box error (stopped time: 1 m 35 s)
- 05:20 意外と温度の上がりが早いので,やっぱり温度計の設定を-5度にした。
- 05:45 ごろ 温度計の設定を0度にした。
- 06:00 ごろ 設定を+5度にした。
- 06:09:53 照射終了。設定温度は20度にした。
Run 12 SiGe TEG(#4, #5, #6), 3.0e15
- 06:18:45 照射開始。設定温度は-15度に戻した。
- 06:28 pokega の値がずっと変わってないことに気づいた。走らせ直してみてもずっと0 uSv/h の表示だけが出続けるので,モニタが死んじゃったか。
- 06:46 温度計の設定を-5度にした。
- 07:05 温度計の設定を+20度にした。
Run 13 SiGe TEG(#7, #8, #9), 6.0e14
- 07:39:25 照射開始。
- 08:03 -5℃にする
- 08:17 +20℃にする
Run 14 SiGe TEG(#10, #11, #12), 9e13
- 08:38:55 照射開始
- 09:00 -5℃にする
- 09:15 +20℃にする
Run 14 SiGe TEG(#13, #14, #15), 2e13
- 09:38:55 照射開始
- 最後なので温度は-15℃キープのまま
- 10:30:11 照射終了 お疲れ様でした
ドシメトリー
- 11:00頃 Cs137 Co60でそれぞれ30, 60でキャリブレーション
- 13:30頃 アルミドシメトリー
- ~10cps以下だと検出器由来のセカンドピークが現れてしまう傾向がある。
- 20:00頃終わり お疲れ様でした。
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